エチオピアでは珍しい最上級「G1」規格の、ナチュラル精製品。
[産地] シダモ地方グジ地区シャキッソ村
[農園] TADE GG 農園
[農園主] Tesfaye Degaga氏
[品種] ウォリチョ、クルミ
[栽培面積] 約440ha
[精製方法] ナチュラル
[年間降雨量] 約1,000mm
2000年から2004年の4年間にわたり、シャキッソ村で大きな山火事が連続して発生し、 鎮火後に残ったのは、ごく僅かな森林と広大な土地でした。その残った森林を保護する目的で、農園主であるTesfaye氏が5ヘクタールの土地を購入し、自身でコーヒーとシェードツリーを播種・栽培し、コーヒー生産を始めました。
農園の設立は、豊かでなかったシャキッソ村に、十分な雇用を生み出すことにも成功しました。コーヒー栽培で得られる利益は農家や精選施設で働く人々に還元され、多くの住民の生活を支えています。また、コーヒー栽培によって森林の生態系が保全され、森林と住民が共存しています。
エチオピアでは、通常G1〜G2は「ウォッシュド(水洗式)」により精製処理をされており、G3〜は「ナチュラル(非水洗式)」精製となっております。ナチュラルは「G3〜」ということもあり、比較的欠点豆の混入が多く、その味わいは濁ったようにも感じます。
しかし、この「タデGG農園 ナチュラル」は、通常品とは異なる過程により、「G1」の「ナチュラル(非水洗式)」として商品化することにより、ナチュラルとは思えないほどクリーンな味わいでもあり、モカの特長でもある良質な酸味が楽しめる、魅力たっぷりな逸品です。